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世界一になるためには? ~ショット率編~

目次

世界一になるためには?

スポーツ選手をやっている限り、やはり「世界一」が目標です。

一般的にスポーツ界では、

世界一はオリンピックや世界選手権での金メダルだと思います。

では、金メダルを獲るチームはどんなチームでしょうか?

色々な視点がありますが、

カーリングでは、「ショット率」が一番分かりやすい指標だと思います。

今回はショット率について、考えてみたいと思います。

ショット率とは

まずショット率とは、その名の通り「投げ手のショットの成功度」を表します。

全て完璧なショットができれば100%全てミスすれば0%です。

カーリングはミスが少ないスポーツなので、試合で100%を出すプレイヤーもいます

カーリング用語「ショット率 – Shot Success Percentage – 」

あと注意点としては、簡単な(シンプルな)ショットが多ければ、ショット率は上がりますし、逆に難しいショットだとミスする可能性が上がり、ショット率も下がる傾向にあります。

あとは、アイスコンディションにより、ショット率に影響が出たりします。

世界選手権やオリンピックは、試合前の練習でアイスの状況を把握できますし、

比較的シートのばらつきも少なく読みやすい傾向ですが、

逆にツアー大会などで試合前練習なしで試合をしたりすると、

石の情報やアイスの情報が分からない状態で試合が始まるので

ショット率は低い傾向になると考えられます。

では実際に世界大会ではどのくらいのショット率なのか見ていきましょう!

世界大会のショット率

2019年世界男子カーリング選手権

予選 (13チーム)

1 スウェーデン 89% (1)
2 スイス 88% (2)
3 カナダ 87% (3)
4 日本 86% (6)
※( )はショット率の順位

準決勝

W カナダ 89%
L スイス 89%

W スウェーデン 93%
L 日本 85%

決勝

W スウェーデン 92%
L カナダ 86%

3位戦

W スイス 91%
L 日本 88%

※ W=勝ち L=負け

2018 平昌オリンピック 男子

予選 (10チーム)

1 スウェーデン 87% (1)
2 カナダ 87% (1)
3 アメリカ 80% (10)
3 スイス 83% (3)
~~~~~~~~~~~~
8 日本 81% (8)
※( )はショット率の順位

準決勝

W スウェーデン 92%
L スイス 79%

W アメリカ 87%
L カナダ 82%

決勝

W アメリカ 80%
L スウェーデン 85%

3位戦

W スイス 86%
L カナダ 79%

※ W=勝ち L=負け

直近2大会を含めた、過去の大会結果をまとめると

・上位チームのショット率が高い傾向

(スウェーデン、カナダ、スイスなどの強豪国は、毎回ショット率が高い。毎回上位。)

※ただし、オリンピックのアメリカのように、ショット率が低いチームが勝つ場合もある

決勝、3位戦は、ショット率が上がる傾向

(アイスの読みの精度が最終戦だと高まっている?)

(上位チームは選手のキーピングがうまくいっている?)

自分の考え

ある程度は予想通りでしたが、平昌オリンピックの時のアメリカのショット率は意外でした。

決勝でもショット率はスウェーデンの方が高いにも関わらず、アメリカは5点のビックエンドを獲得するなどして勝利しています。ショット率が上位のチームに対する戦い方を分かっているのかもしれません。

いずれにしても、世界の強豪国は、ショット率が高く、その安定感があるからこそ毎回上位になっていると思います。

強いチームになるためには、高いショット率・安定感を獲得する必要がありそうです。

(予選突破の目安としては80%台後半)

また、決勝トーナメントはショット率が高くなる傾向がありました。ある意味「予選は予選」として、決勝トーナメントのための準備(アイスの読みや戦略、コンディショニング)をいかにできるかという事なのかもしれません。

カーリングの大会は、国内も国外もだいたいどの大会も予選があって、そこからの決勝トーナメントですので、決勝にいかに標準を合わせられるかが重要そうです。

(決勝トーナメントは、90%以上のチームパフォーマンスがほしい)

最後に

私の目標はいつも100%です。

ポジションがリードで、シンプルなショットが多いのもあり、

一番高い数字を残したいと思っています。

今シーズンは当初からショット率を意識して取り組んでいます。

これから、中部選手権、そして日本選手権とありますが、

高いショット率を出せば、良い流れを作り出せますので、必ずチームに貢献できるはずです。

そして、テレビ放送などでショット率が出てきたら

そこも注目して見ていただけると嬉しいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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