【大会総括】日本カーリング選手権 横浜2026 — SC軽井沢クラブが男女アベック優勝、決勝までの熱戦を振り返る

日本カーリング選手権 横浜2026 大会総括アイキャッチ画像

JAPAN CURLING CHAMPIONSHIP YOKOHAMA 2026 — RECAP
第43回 日本カーリング選手権 横浜2026
男女アベック優勝、SC軽井沢クラブ。
2026年6月7日(日)〜6月14日(日)/横浜BUNTAI(神奈川県横浜市)

2026年6月14日、横浜BUNTAIで開催された第43回 日本カーリング選手権 横浜2026が閉幕しました。男女ともに SC軽井沢クラブ が頂点に立ち、 同一団体での 男女アベック優勝。男子は 連覇、 女子は 2年ぶり2度目の戴冠となりました。本記事では、公式リリース・カーリングナビ・各種報道に基づき、大会全体の結果と注目シーンを総括します。

目次

🏆 結果サマリー(男女)

🎀 女子
🥇 優勝
SC軽井沢クラブ
🥈 準優勝
北海道銀行
🥉 第3位
フォルティウス
🟢 男子
🥇 優勝
SC軽井沢クラブ
🥈 準優勝
LOCO SOLARE
🥉 第3位
SC軽井沢クラブJr.

本大会は2026年6月から導入された新競技方式(1次予選+2次予選+ページプレーオフ)で実施。3位は「準決勝敗者」が公式に表彰されます。
副賞として、JA全農から男女両優勝チームに山形県産米「雪若丸」1トンずつが贈呈されました。

🎀 女子総括 — SC軽井沢クラブが10エンドで逆転V

🥇 女子優勝 / 2年ぶり2度目
SC軽井沢クラブ

前年度は1次予選で敗退する悔しさを味わったSC軽井沢クラブ女子が、2年ぶり2度目の日本一に返り咲きました。決勝の相手は 北海道銀行。第9エンド終了時点で 6-4 とリードを許しながら、最終第10エンドはSC軽井沢クラブがハンマー(後攻)。負ければ終わりという状況から、スキップ 上野美優 の最終投までつないで 後攻で3点 をもぎ取り、7-6 での大逆転。日本選手権決勝史に残る劇的フィナーレとなりました。

📋 メンバー:スキップ 上野 美優/サード 上野 結生/セカンド 金井 亜翠香/リード 川田 亜依/コーチ 西室 雄二

「最後まで我慢するしかないと言い聞かせていた。逆に焦らず最後までやれば、まだチャンスはあるかもしれないと思った。あきらめずにアイスを読んで、ショットを決めることを考え続けられたのは良かった」

— スキップ 上野 美優(東スポWEB 取材より)

決勝戦エンドスコア

End 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 0 0 1 0 0 2 0 1 0 3 7
北海道銀行 🔨 2 0 0 1 1 0 1 0 1 0 6

第10エンド、SC軽井沢クラブが後攻で3点を取って逆転勝利。エクストラエンドなし。出典:カーリングナビ

🥈 女子準優勝 / 前年度準優勝
北海道銀行

北海道銀行は、1次予選を 4戦全勝 でブロック1位通過し、2次予選も無敗。準決勝では前年度王者フォルティウスを 10-6 で破り、決勝まで大会を通して非常に高い完成度を見せました。決勝も第9エンド終了時点で2点リードを作り、優勝に限りなく近づいた試合でした。最終第10エンドでSC軽井沢クラブが3点を挙げ、結果は 6-7 の惜敗。受け止めるには時間が必要な結末だったと思いますが、そこまでの戦いぶりと安定感は間違いなく本大会を代表する内容でした。最後まで積み上げた精度とチームの姿勢に、心から敬意を表したいです。

🥉 女子3位 / 前年度優勝
フォルティウス

前年度王者として臨んだ フォルティウス(吉村紗也香スキップ)は、プレーオフ2で中部電力を 12-3(8E打ち切り)と圧倒。準決勝では北海道銀行に 6-10 で敗れて決勝進出を逃しました。スキップの吉村は試合後、「フォルティウスとしては携わっていきたい」と次のステージへの想いを語りました(東スポWEB)。ミラノ・コルティナ五輪を経た今シーズン、新体制での経験を糧に巻き返しが期待されます。

⚡ 衝撃 — 女子LOCO SOLAREが1次予選敗退
2026年世界女子カーリング選手権で日本代表として4位に入った LOCO SOLARE が、今大会は1次予選で 1勝3敗、Aブロック最下位の5位で 1次敗退。 第3戦でSC軽井沢クラブに 0-8 のシャットアウトを許す厳しい内容でした。世界選手権後のコンディションやチーム状況も含め、来季への立て直しが注目されます。本大会で同チームを応援していたファンには本当に重い結果になりました。出典:カーリングナビ星取表第3試合スコア

🟢 男子総括 — SC軽井沢クラブが連覇達成

🥇 男子優勝 / 連覇達成
SC軽井沢クラブ

SC軽井沢クラブ男子 が前年度の横浜2025に続いて 日本選手権連覇。決勝の相手はLOCO SOLARE男子(ロコ・ドラーゴ)。ハンマーを許す先攻からのスタートながら、第6エンドにスティールで1点を奪取、第8エンドに2点を取って 6-5 で逃げ切りました。1次予選は4戦全勝、2次予選ではSC軽井沢クラブJr.・LOCO SOLARE・コンサドーレに敗れて4位通過となりましたが、決勝トーナメントで3連勝して頂点まで駆け上がりました。

📋 メンバー:山口 剛史/栁澤 李空/山本 遵/小泉 聡(順不同)

大会期間中はチームで「自炊の共同生活」を送り、「昨晩はキムチ鍋」というほのぼのエピソードも報じられました(東スポWEB 6/13)。チームの結束が連覇の土台に。

決勝戦エンドスコア

End 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
SC軽井沢クラブ 0 0 1 0 2 1 0 2 0 0 6
LOCO SOLARE 🔨 0 2 0 1 0 0 1 0 1 0 5

第6エンドのスティール1点と第8エンドの2点が勝負どころ。出典:カーリングナビ

🥈 男子準優勝
LOCO SOLARE(ロコ・ドラーゴ)

LOCO SOLARE男子は、決勝トーナメントでプレーオフ1を制し、決勝へ進出。決勝ではSC軽井沢クラブに 5-6 と1点差で惜敗しましたが、第2エンドの2点、第4エンドの1点、終盤の第7・第9エンドにそれぞれ1点ずつを返し、最後まで諦めない戦いを見せました。チームとしての公式名称は 「ロコ・ドラーゴ(Loco Drago)」。LOCO SOLARE男子部門の新ブランドとして、今シーズンも継続的な成長を見せています。

🥉 男子3位 / 同団体・若手台頭
SC軽井沢クラブJr.

中部ブロック代表として出場した SC軽井沢クラブJr. が、まさかの 準決勝進出。準決勝では先輩SC軽井沢クラブに 5-6 と1点差まで肉薄、「軽井沢ダービー」と称される名勝負を演出しました。2次予選では先輩チームから黒星を奪う殊勲もあり、若手世代の急速な成長を強く印象づけた大会でした。次の世代の台頭は日本男子カーリング全体の財産になります。

⭐ 注目シーンの記録

  • 女子決勝・10エンドの劇的逆転:北海道銀行が 6-4 リードで迎えた最終エンド、後攻のSC軽井沢クラブが 3点を奪って逆転V。日本選手権決勝史に残る場面。
  • 軽井沢ダービー(男子準決勝):SC軽井沢クラブ vs SC軽井沢クラブJr. 6-5。同団体・先輩 vs 若手の僅差対決。
  • 女子LOCO SOLARE 1次敗退:2026年世界選手権4位のチームが1勝3敗・ブロック最下位。0-8シャットアウト も経験する厳しい大会に。
  • フォルティウス 12-3 中部電力(女子PO2):8エンド打ち切り。フォルティウスの完璧なエンド組み立て。
  • 北海道銀行 15-5 フォルティウス(1次予選):前年度王者を相手に15得点の猛攻。
  • 北海道銀行 10-6 フォルティウス(準決勝):第4エンドに3点のビッグエンドが決め手。

男子・決勝トーナメントの軌跡

  • プレーオフ1:LOCO SOLARE 4-1 SC軽井沢クラブJr.
  • プレーオフ2:SC軽井沢クラブ 9-7 コンサドーレ
  • 準決勝:SC軽井沢クラブ 6-5 SC軽井沢クラブJr.
  • 決勝:SC軽井沢クラブ 6-5 LOCO SOLARE

女子・決勝トーナメントの軌跡

  • プレーオフ1:SC軽井沢クラブ 8-5 北海道銀行
  • プレーオフ2:フォルティウス 12-3 中部電力(8E打ち切り)
  • 準決勝:北海道銀行 10-6 フォルティウス
  • 決勝:SC軽井沢クラブ 7-6 北海道銀行

💎 17歳・川田亜依、高校生の快挙

女子優勝SC軽井沢クラブで リードを任された17歳・川田 亜依(高校生)。最年少ながら勝負どころで決定的なショットを連発し、日本一の原動力となりました。スキップの上野美優も「高校生なのに…」と驚きと信頼を語っています(東スポWEB)。次世代を担う選手として、世界の舞台での活躍に大きな期待が集まります。

📺 大福CurlingTV 振り返り

本大会の期間中、大福CurlingTV では 毎日のスコア速報配信注目試合の作戦ボード解説決勝の解説アーカイブと、計18本以上のライブ配信をお届けしました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

🥇 決勝戦・作戦ボード解説(NHK-BS中継と同期解説)

【作戦ボード解説】女子決勝「日本カーリング選手権2026」8日目!(6/14・5時間45分)
【作戦ボード解説】男子決勝「日本カーリング選手権2026」8日目!(6/14・4時間31分)

📋 期間中の主な作戦ボード解説(ピックアップ)

📅 6月16日(火)21:30〜【週刊グッドカーリング】日本選手権2026 総括スペシャル をライブ配信予定です。大会全体を改めて解説するので、見逃した試合もこちらでまとめてキャッチアップしていただけます。チャンネル登録&通知設定でお見逃しなく!

🎥 公式配信アーカイブ(CurlingJapan / NHK)

日本カーリング協会公式 YouTube(@CurlingJapan)では、1次予選から準決勝までの全34配信がアーカイブとして残っています。一部試合(男女決勝・女子準決勝など)は NHK-BS独占中継 のため、JCA公式YouTubeでは未公開です。

主要試合のJCA公式アーカイブ

📺 NHKオンデマンドでは、男女決勝戦の中継を見逃し配信で視聴できます(有料)。

📝 大会を終えて

2026年シーズンの日本カーリング選手権は、五輪後の代表決定戦でもなく、また通常の2月開催からも外れた、 変則的な6月開催 となりました(ミラノ・コルティナ五輪およびNHK中継編成への配慮との報道あり)。 そんな中、各チームは強化途上の状態でこの大会に臨み、それでもなお濃厚な勝負と劇的なシーンを数多く生み出してくれました。

SC軽井沢クラブの男女アベック優勝はもちろん歴史的な快挙ですが、 ロコ・ドラーゴ(男子LOCO SOLARE)の決勝進出、SC軽井沢クラブJr.の準決勝進出、 北海道銀行の予選4戦全勝、 フォルティウスのプレーオフ完勝、 世界選手権4位から一転したLOCO SOLARE女子の苦戦と次への布石、 そして17歳・川田亜依の台頭。 来季・再来季を見据えた日本カーリングの厚みと深み を強く感じる8日間でした。

応援してくださった皆様、出場されたすべてのチーム・選手・コーチ・スタッフの皆様、大会運営に携わったすべての方々に、改めて感謝申し上げます。

📖 関連記事:本大会の 出場20チームの徹底紹介ページ もあわせてご覧ください。WTR・HE/FE/SE/SDなどの統計指標つきで、各チームの背景がより深く分かります。

🔗 主な参考リンク・引用元

※ 本記事の試合結果・スコア・順位・コメントは、公式リリース・カーリングナビ・各種報道機関の情報に基づいています。掲載情報は2026年6月15日時点。一部、4位以下の正式順位や男子優勝チームの直接コメント等、公式発表が確認できない情報は割愛しています。

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