これまでは現地で直接コーチングを受けるのが基本でしたが、今ではオンラインの急速な普及により、その概念が変わろうとしています。
ここ1年で変化した事を紹介していきたいと思います。
目次
日本とカナダをリアルタイムで繋ぐ
2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、日本の強化チームは、海外遠征に行くことが出来ませんでした。
その替わりに、カナダ人の日本のナショナルコーチから、オンラインで指導を受ける仕組みができました。
これまでは現地(カナダ)で合流したり、日本に来てもらったりして指導を受けていましたが、全く新しい形の動きになりました。
メリットとデメリット
☆メリット
- お互いに移動の手間がない
- お互いに空き時間を活用できる
- リアルタイムで情報をもらえる
- 要点を絞ってまとめて指導を受けれる
- 事前に試合内容をじっくり見てもらえる
☆デメリット
- 実際の細かいプレーなどが伝わりにくい
- 時差がある
- オンアイスをしながらの指導が難しい
- 言葉が中心になるため、言語の壁がある
- 通信トラブルのリスクがある
個人的な意見としては、メリットもデメリットもありますが、時間を効率的に使えるという点で、お互いにとってとても良い事なのではないかと感じました。
またオンラインだとカーリングという競技においては、投げる技術面は細かいところまで確認するのは難しいかもしれませんが、技術面以外の作戦や戦略、チームビルディング、メンタルなど、多くをオンライン指導で解決できるのではないかと感じました。
自分自身がコーチ側で感じたこと
先日、世界ミックスダブルスカーリング選手権を見ながら指導をしてほしいと、帯広畜産大学の後輩から連絡があり、急遽引き受けました。
アドリブだったので、内容については改善の余地がありますが、仕組みという意味では予想以上に気軽にできることが分かり、とても良かったです。
今後トップ選手やコーチが、遠隔地の地域に、空き時間で指導できるような動きができるのではないかという可能性を感じました。
最後に
時代の変化とともに、仕事だけでなく、スポーツ界にもオンラインの活用などによる変化が起きています。
これらをうまくキャッチしていきながら、新しい仕組みを取り入れていきたいところです。
コメント